「あ、あのね、名前呼ぶより北沢くんって呼んだ方が馴染みやすいかな?」 「どうして?」 え~そこ聞くかな? 「えっと……」 頭の中を高速回転させたけど思いつかなかった。 「じゃ、好きなように呼べよ」 そう言って側から離れると椅子に座って鍋を食べだした。 死んじゃうかと思った。 心臓に悪いよ北沢くん、さっきまで、あまり喋らなかったのに突然すぎる。