お肉でしょ、白菜に椎茸、それから、お豆腐。

リビングにあるテーブルの上に鍋一式セット。


「北沢くん、お豆腐、木綿か絹ごしどっちかな?」


向かい合わせに座り、材料を入れていく。

「どっちも好きだけど」

そっか、どっちでも良かったんだ。

「あれ、メイちゃんっ家って親帰ってこないの?」

北沢くんと横並びに座る島元くんが声をかけてきた。