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私が心を閉ざすきっかけ…
それは、3年前…。
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「ねぇ。美愛ちゃんって友達いるのー?」
「え?いるよ?」
「へぇ~!意外!誰々?」
「意外って…えっとね~…」
急に友達がいるのか聞かれた。
私が苦手とする性格の怜奈ちゃん…。
この時、言わなければ良かったんだ…
言わなければ…
言わなければ、何も失わずに済んだのに。
ばかだな…。
私は、その後何があるのかも知らずに
友達だと、思っていた、桜ちゃんの所に行き、
桜ちゃんの前で
「この子だよ!」
すると…
クスクスクスッ
クラス中から笑い声や話し声が聞こえた。
そして、一番ショックだったのが、桜ちゃんの言った事だった。
「えーっと…。友達だったの?
あの…さ。ただのクラスメートだよね?
何で、友達になってるの?」
「え…。」
友達だと、思ってる人に言われるときつい。
正直言って、最低な人達だと思った。
もう、私の居場所なんてないと思った。
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…そう。この出来事で私は、人間不信というものにおちいってしまったのだ。
もう、人を信じるのは無理だ。
信じたくても信じられない。
イッショウヒトリデイキテイクシカナインダ。