受付で、一部屋借りる手続きをした後…。
私は、三神くんの後ろを歩いておりました。

どうなってるのか、分からない。

そう思ってるのは、私だけでしょうか…?

「あのっ!三神くん…?」

ガチャ

ドンッ

「お前さ…。今どうなってるのか分かってねぇ だろ?」

「う…うん。どうなってるの?」

「相川から何も聞いてない訳だ?」

「は…い?」

「俺も知らなかったけどな?
 慎也の考えてる事くらい分かる。」

「そ、そうなんだ…。
 どうなってるのかなぁ?」

「どうって…。相川って俺の事好きだろ?
 で、俺は好きな奴がいる。
 それを踏まえて、慎也は気ぃ使ったんだろ…
 多分、慎也は相川に告る。
 俺とお前の為にな…。」

「私…?
 …っていうか、三神くんの好きな人って?」

「はぁ?今それ聞く?
 と言うか、今の話で分かんない?」

「うん…。だぁれ?」

「……。」

「三神くん?」