やっと泣き止んだ。
かれこれ一時間程泣いていたかな…。

「まりん。一つ聞いて良い?」

「なぁに?美愛?」

「あのさ、れいちゃんって…?
 怜奈ちゃん?」

「うん!木下怜奈。
 隣のクラスのね!」

「やっぱり…。」

「ん?でも、ちょっとだけ気が強いよね…。」

「あー…。でも、可愛いよ!」

「んー…。 
 まりんは、美愛の方が可愛いと思うよ?」

「ありがとう!お世辞でも嬉しいよ♪」

「お世辞じゃないもん!」

そんなようなたわいのないような話をして、
笑いあっていた。