「で、にゃんなんですか?『しゃくらトンネル』の由来って?」


口の中でパイン味の飴玉がコロコロと転がる。


「それはな、秘密だ。通ってからのお楽しみってやつ」


「意味分かんないです」


そんな他愛ない話をしながら、トンネルまであと数メートルって時だった。


「山もっちゃん!!」