「あそこな、結構有名な自殺スポットなんだよ。」





「ひぃ!!!??」



ビックリしすぎて声にならない。


真顔でこっちをじっと見つめる山本さんが嘘をついているようには思えなくて、どんどん不安になってくる。



「ほ、ほ、本当なんですか?」








「いやウソだ。」



 ……………………




「ぷぁ~はっはっは!!!!!!」



うわぁでたよ。
さっきまで興奮しすぎて、チリンチリンって訳分かんないタイミングでチャリのベル鳴らしながら喋ってたくせに!


ありったけの恨みのこもった目つきで睨む。