「ルル…だめっ!」


そんなルル…見たくないよ。



急いで春馬からルルを離すと、


ルルの表情は少し穏やかになった。



「何で止める。こいつはお前を…」


「そんなことはどうでもいいの!…ルルの手を汚させたくないの」


「柚…」


ルルは、母親に注意された子供のように


何も抵抗しなくなった。