「じゃあ、お母さんの元気な笑顔も見れたし、 もう、帰るね。」 「そう…、気をつけてね。」 「うん。」 そう言って私は病室をあとにした。 病院を出てすぐに、ケータイをお母さんの病室に、 忘れてきたことに気づいた。