無意識に返される言葉だから、『愛してる』と言われるのが尚更嬉しくて。
柄にもなく、毎回聞いてしまう。
毎回アイスを持参するのはこのため。
初めは陽菜がアイスを好きだからって理由だったんだけどな。
アイスは、陽菜が起きたらあげるんだ。
もちろん、アイスを食べるときに見せる笑顔も、俺の目的のひとつだ。
陽菜。
熱でデートがなしになっても、俺は嬉しいんだよ。
そんなこと、不謹慎すぎて本人には言えない。
これは、俺だけのひみつ。
ーEndー
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…