『先生~こいつ体調悪そうだから
保健室つれていってきま~す』

そう言って

あたしの腕をひっぱって
教室をでていった。

いつものあたしなら
叫びながら腕をふりはらっていただろう

でも今のあたしは、
浅村くんに心を許したのか、
助けてくれて安心したのか、

なぜだか分からないけど、

ふりはらうことができなかった。