授業が終わっていよいよお昼休み!


今日はどうしても学食が食べたくて、
お弁当を作らなかった。


この前、実果ちゃんが
美味しそうに食べていたから。


あ、ちなみに、
千里のお弁当もあたしが作っているんだけど、
今日はおあずけ!


「今日は学食でしょ?のんちゃん!」


「うん!行こっか!」


「そうだね!」


そう言ってあたしと実果ちゃんは
学食に向かった。


「おーい!望未!実果!」


と、隣のクラスから出てきたばかりの
拓海があたしたちの前から叫んでいた。


「あ、拓海くん!ね、のんちゃん、
誘うんだったら今だよね!」


と実果ちゃんはあたしの背中を軽く叩く。



「そ、そうだね?」


あたしはすこし苦笑いをしながら
拓海のもとへ近づいた。