ちょ!!!
「おおお待ち下さい棗様!!一体何を!?」
「は?着替えだが」
「そ、それなら私部屋から出てますのでそれからお着替えになって下さいっ!」
「……は?」
なぜか私の言っている意味が分からない様子の棗様。
なんで分からないの!?
「わ、私はメイドですが一応女ですっ!少し恥ずかしいと言いますか…棗様のそのようなお姿を見るなんてとても失礼な気がして…」
とにかく棗様に状況を理解してもらいたくて必死だった。
すると棗様はなんとなく納得してきたのか、みるみる顔を赤くしていった。
「…っいや、すまん」
そう言いながらチャックを上げる棗様。
…茜さん達は大人だから何も思わなかったのかな。
いやそれにしても、これは直した方がいいと思いますよ…。