愛菜side
私は片付けを開始し机の上にあった母が残していってくれたらしい通帳を確認して驚いた。
愛菜「50万…」
母はホステスとして働いていた。
おそらくそのお金だろう。私はその通帳をとりあえず手に持った。
愛菜「さて!準備するか!」
私は沖田さんがいるのにもかかわらず大きな声を出した。沖田さんは何が面白かったのか
総太「ぷっ!」
吹き出した。
愛菜「どうして笑うんですか?」
私が恥ずかしくなり顔を赤くしながら声をかけると
総太「すみません……」
沖田さんの言葉は小さくて最後まで聞き取れなかった。 けれど
総太「僕も手伝います。荷物多いでしょう?」
と話を変えられてしまった。
愛菜「ありがとうございます。お願いします」
私は少し照れながら沖田さんと共に部屋に向かった。
愛菜side end