町人「なんや あれは」
町人「けったいな…何者や!?」
鴨「我らは京都守護職松平肥後守(まつだいらひごのかみ)御預かり壬生浪士組である! ははは!近藤くんの発案したこの隊服おおいに目立つぞ!よいではないか〜!」
芹沢は上機嫌だ。
勇「武士の鏡赤穂浪士(あこうろうし)をあやかったつもりです」
近藤は胸を張って言った。だが
歳三「オレの趣味じゃねぇ」
恋「兄上の赤穂浪士好きはわかってるし覚悟してたけど…」
総司「さすがにこれは…派手な浅葱色(薄い緑がかかった藍色 または青)にダンダラ模様(裾に山型模様が施された物)
なんて…」
みんなの反応は微妙だった。
勇「そう言うなよ。明日は容保公の前での上覧試合だ。気を引き締めねば。
それにそろいの羽織を着ていれば不逞浪士に間違われることも味方を斬りつけることも無くなるからな」
歳三「ったくそれ オレが言ったことじゃねぇか」
土方はあきれながら言った。近藤は
勇「いやぁ ははは」
誤魔化すかのように笑った。