年が明け元治元年(1864年)
この年は新選組の名を一躍有名にさせる事件が起きる。しかしまだ彼らは知らなかった。
土方の部屋
歳三「さてとあれでもするか」
土方は引き出しの中からあるものを取り出そうとした。しかし
歳三「あれ?どこいった?たしかここにしまったはずだが……まさか!」
沖田の部屋
総司「恋~これ見て!」
沖田は上機嫌で恋に土方の部屋から盗んだある物を見せた。
恋「これって……まさか……」
恋は驚きながらも嬉しそうに言った。沖田は
総司「そ!あれだよ!いい?恋 いくよ?
準備して!」
と言った。恋は
恋「うん!」
と笑顔で大きく頷いた。2人は
総司・恋「せ~の!春の草~5色までは
覚えけり~!」
と大きな声で言った。すると
ドドドドド スパーン!
歳三「総司~恋〜!てめぇらいい加減にしやがれ~!」
すごい剣幕の土方が入ってきた。そう
土方の部屋から沖田が盗んだのは土方の句集『豊玉発句集(ほうぎょくはっくしゅう)』だったのだ。
総司「逃げるよ!恋!」
恋「うん!」
こうして鬼ごっこは1時間くらい続いたのだった。
歳三「ったく お前らはなに遊んでんだよ!」
ただいまお説教中
総司「だって暇なんですもん!」
沖田は子供のように頬を膨らませた。
歳三「巡察行ってくるとか刀の手入れとかあるじゃねぇか!」
土方のツッコミがすかさず入る。
総司「はいはい 。行くよ恋」
沖田はしぶしぶという感じで立ち上がり恋に言った。
恋「うん」
2人が部屋から出ようとしたとき
歳三「そうだ。山崎が桝屋(ますや)って店に潜入してる。巡察行くなら様子見てきてくれ」
と言った。
総司「え〜?大丈夫ですよ。彼なら必ず長州とからんでるって証拠見つけてきますから」
沖田は面倒くさそうに言った。
歳三「そうだな…。山崎が戻って来たら
桝屋の野郎を引っ張るぞ。桝屋を取っかかりに長州を潰す」
沖田の言葉に土方はそう答えた。
総司「はい。出動準備しときます。恋」
恋「うん」
この年は新選組の名を一躍有名にさせる事件が起きる。しかしまだ彼らは知らなかった。
土方の部屋
歳三「さてとあれでもするか」
土方は引き出しの中からあるものを取り出そうとした。しかし
歳三「あれ?どこいった?たしかここにしまったはずだが……まさか!」
沖田の部屋
総司「恋~これ見て!」
沖田は上機嫌で恋に土方の部屋から盗んだある物を見せた。
恋「これって……まさか……」
恋は驚きながらも嬉しそうに言った。沖田は
総司「そ!あれだよ!いい?恋 いくよ?
準備して!」
と言った。恋は
恋「うん!」
と笑顔で大きく頷いた。2人は
総司・恋「せ~の!春の草~5色までは
覚えけり~!」
と大きな声で言った。すると
ドドドドド スパーン!
歳三「総司~恋〜!てめぇらいい加減にしやがれ~!」
すごい剣幕の土方が入ってきた。そう
土方の部屋から沖田が盗んだのは土方の句集『豊玉発句集(ほうぎょくはっくしゅう)』だったのだ。
総司「逃げるよ!恋!」
恋「うん!」
こうして鬼ごっこは1時間くらい続いたのだった。
歳三「ったく お前らはなに遊んでんだよ!」
ただいまお説教中
総司「だって暇なんですもん!」
沖田は子供のように頬を膨らませた。
歳三「巡察行ってくるとか刀の手入れとかあるじゃねぇか!」
土方のツッコミがすかさず入る。
総司「はいはい 。行くよ恋」
沖田はしぶしぶという感じで立ち上がり恋に言った。
恋「うん」
2人が部屋から出ようとしたとき
歳三「そうだ。山崎が桝屋(ますや)って店に潜入してる。巡察行くなら様子見てきてくれ」
と言った。
総司「え〜?大丈夫ですよ。彼なら必ず長州とからんでるって証拠見つけてきますから」
沖田は面倒くさそうに言った。
歳三「そうだな…。山崎が戻って来たら
桝屋の野郎を引っ張るぞ。桝屋を取っかかりに長州を潰す」
沖田の言葉に土方はそう答えた。
総司「はい。出動準備しときます。恋」
恋「うん」