耳に入ってくる皆の小声。
なにかおかしかったかなと
不安になってくる。



「え〜っと、小畑さんの席は真ん中の1番後ろね。座って?」

先生は満面の笑み。

私は小走りでその場を逃げるかのようにそそくさと席についた。


その後も松本先生は
明日のことなどをひたすら話していたが

私は皆がどう思ったのか気になって気になって仕方がなく

結局、先生の話がまったく耳に入ってこなかった。


キーンコーンカーンコーン…

「はい!それじゃあ、15分休憩。次は今年の目標を書いてもらうから、考えておいて下さい。」

先生が教室を出ていった。