「やっぱ無理‥だよな?」


そんな切ない顔しないで。
無理なわけないじゃない!

嬉しくて死んじゃいそうだよ。


私は首をブンブンと横にふる。

それに気づいた冬真くんが

「…えっ?マジで!?それってOKって事!!?」

私は嬉しさのあまりに声がでなくて…うんうん!と今度は縦に首をふり続けた。


「うわ〜‥マジで嬉しい。あーっ!今までで1番緊張したーっ!
ほんとありがとな?」

クシャクシャっと私の頭に優しくふれる。

(多分、今の私の顔、りんごより真っ赤だよ)

そう思うと余計に照れちゃって
ますます話し掛けられない私に

冬真くんはたくさん話しをしてくれた。

まるで1年間の私達の隙間を埋めるかのように…



そっと…