(あっ………)







私が言葉に出来ずにいると



冬真〜〜〜っ!!!と言う歓声が運動場に響いた。





冬真くんは私達の歓声に気がついたらしく
両手をいっぱいに広げると
きらきらした笑顔で
空に届きそうなブイサインをした。






(かっこいい…)

本気でそう思った。





と同時に




ドキ…






ドキッ…





私の胸は今にも爆発するんじゃないかってぐらい
大きく‥大きく



膨れあがっていた。