そのあと
さっさと出番が終わってしまった私達は

他の競技に出ているクラスメイトを応援したり、木陰でこっそりおしゃべりをしたりと
あんなに憂鬱だった競技大会を楽しんでいた。



私の学校は特に男子が頑張っていて
準決勝や決勝に進んだりもしたがなかなか1位をとることができなかった。




あっという間に
夕日が空に浮かび
心地よい風がふいてくる。



いよいよおおとりの
1キロメートル長距離走決勝。



私の小学校からは
1人だけ決勝まで残った
男の子がいた。