そう言うと、柳沢さんは、笑顔を残して戻って行ってしまった。

「じゃ、買いに行くか」

って高木。

「あ、う、うん」

やだなぁ、柳沢さんがあんな事いうから、高木の顔まともに見れないよぉ。

「おい、いくつ買うんだよ」

「え?」

「何、さっきから、ボーッとしてんだ?」

「べ、別に。えっと、里乃とそれぞれ三つずつ」

「じゃ、三つずつを三つ下さい」