「じゃ、新谷、高木、頼んだぞ」

「はい、行ってきます」

藤堂さん、加賀さんと別れて、私たち四人は、新幹線のホームへ。

博多行きのひかりの自由席に乗って、たまたま丁度二人掛けの席が二つ並んで空いてたので座ったんだけど、

「…」
「…」
「…」
「…」

誰もなーんにも話さないで、気がついたら、もう下車駅の新下関に着いてた。
やっぱりみんな疲れてたんよね。
あ〜、よく寝た。