お昼を藤堂さんに御馳走になって、お腹いっぱいになってくると、なんか、さっきまでの出来事が嘘みたいに思えるぐらい、私たちは、冷静さを取り戻してた。

「新谷と、高木は、柳沢さんに事の全てを報告してくれ」

って、藤堂さん。
ってことは、二人と山口まで一緒に帰れるんだ。