それから僕たちは覚悟を決めて毒牙の倉庫に乗り込んだ。
雅と諷都、一部のメンバーは聖龍の倉庫で待機。
遼は……連絡がつかなかった。
でも咲哉さんが何人か先代に声をかけてくれて、100人以上の人数を連れて来ることが出来た。
もちろん先頭を切るのは……龍翔。
毒牙の倉庫の扉を張り倒し、傍に特攻隊長や親衛隊数人を置いてずんずん先に進む。
「いいか…お前ら。俺らの目的は毒牙を潰すことだ。一人残らず……片付けろ。」
その言葉を合図に毒牙と聖龍の戦いが始まった。
相手は僕らの5倍以上の人数。
そして、パイプなどを持っている。
でも僕たちは…絶対に負けない。
僕は莉々香ちゃんの姿を探しながらも、毒牙の奴らをどんどん倒していった。
莉々香ちゃん…っ!!
莉々香ちゃんを探すが、どこにもいない。
探すために動こうとしても、すぐに毒牙の奴らが掛かってくる。
まさか……莉々香ちゃんはここにいない!?
騙された!?