「ハァハァハァ……」

鬼畑は死角に隠れ、息を調えた。

無線で援軍を呼ぼうとするが……

「ザーザー…ザー……」

使い物にならない。

倉庫内で電波妨害か、何かしてるようだ。

「チッ……」

無線を投げ捨てた。