「なっ………」

言葉を失う尾形。

「……腕を切り落としたのか?」

柏木はすぐに冷静さを取り戻し、マシェリエスに問い掛けた。

「この腕は20年前からです。証拠もありますよ。」

マシェリエスは駅にある、ロッカーの場所とナンバーを教えた。

「切符売場前のオレンジ色。ナンバーは02。そこに証拠があります。。」

「……おい、確かめてこい。」

柏木は1人の捜査員に指示し、そこに行かせた。

その間、沈黙の時が過ぎる。