「正也 行くぞ~」

しびれを切らして 仲間が呼んだ。


「今日 何作った?」


「オードブル」


「よし!!祥子の作ったオードブル買っていこう!!
祥子は昔から料理めっちゃ美味かったよな~
二人で食べただろ ホットケーキ焼いてくれてさ
あのフワフワ感たまらなかったな~」


正也は無邪気だなって思う。
いつまでこのままなのかな………。


「正也 行くぞって」


「あ 悪い
じゃあな よいお年を~」


正也に頭突きを受ける。


「キャー」女たちが騒いだ。



優越感


フン


これが男女の垣根を越えた幼馴染の形だよ


そう越えた・・・・・発展もしない
ありえない


私がずっと正也に片想いしてるなんてね……



いつまでも私を睨みつけてる視線に気づいたけど


私にやきもちやいたって無駄だよ……
これ以上の進展は絶対にないからね……

今年も一人部屋でアイドルの年越しライブに癒される・・・・。