「女子大生!?もう主婦パートだと思ったよ!!」


口の悪いおばさんたちにからかわれ
はねる油でやけどしたり闘いながらも
ま~三年間お世話になってきたけど


就活でやめる三か月前に新しく来た女チーフ
三十代半ば 結婚はしてるけど 子供はいない
できる女 ユニフォームを脱げば


美人と言われる色白の女性だったが


勢いのあるおばさんパートに なめられるものかって
力みがすごくて 
どんどんパートたちと険悪になっていた最中に


私は静かに去って行ったから
それから先のことは知らなかったけど


「安達さんはもうプロ級だろ?
頼むよ 本当に困ってるんだ」


店長はそう言った。


「はい」そう言うしかないし

どうせ 暇だし……お金は欲しいし……


次の日から フルタイムで働かされて 大晦日には
早朝四時から出勤させられ

別に他のパートとかと今までも会話もしなかったから
与えられた仕事をこなすだけ・・・・・。