蓮「麗…」
麗「私なんかどうでもいいんでしょ…!女の人と今日約束があったのに私が誘拐されて会えなくなったから怒ってたんでしょ!最近遅いのだって…」
蓮「ごめん」
麗「言い訳してよ…!」
蓮「俺の話聞いてくれるか?」
私はコクリと頷いた。
蓮「今日渡すつもりじゃなかったんだけど…。明日結婚記念日だろ?それでこれを頼んでた業者が女だっただけで…」
すると蓮のポケットから箱入った綺麗な指輪が出てきた。
…勘違いだってこと?
麗「蓮…ごめんなさい」
蓮「俺こそ不安にさせてごめんな…」
そうして蓮は指輪をはめくれた。
麗「ー…」
私は何故かしら涙が溢れ、それを見た蓮が抱きしめてくれた。