それから数週間たち
宿泊合宿当日。



空はいつも以上に澄み渡り
雲一つない青空になっていた。


いつもより重い荷物を抱えながら
家を出た。









家を出た少し先に
猫背気味の煌が目に入った。





「お、おはよ!」

ダッシュで駆け寄ったから息が上がりながら
挨拶をする。


「ん。はよ。」


相変わらず返答が冷たいな・・・
と思いながら足元に目をやる。














二人のあいだには沈黙がながれた。