一通り担任の話が終わり
帰る時刻まであと少しになった。





「あ、最後に言うの忘れてた。

この中で学級委員になってくれるやついないかー?
出てくるまで、帰らせないからなー。」



______先生の言葉に教室はザワザワと騒がしくなる。






ふと、柊を見ると目があってしまった。
すると口パクで



【これ、やらない?】
と、言っているように見えた。



その返答に小さく首を振ると
柊は頷きまた、前を向いた。




私には、あんまりこういうの向いてないんだよなぁ。








なんて考えていると一人挙手していた。