廊下を歩くと話しかけられる。


「きーさらちゃん♪今夜3万でどう?」


少々…いや結構派手な男に。


私はそれをスルーして歩く。


派手な男は怒ったのかイライラしている。


「顔が整ってるからって調子にのってんじゃねえぞ?


お前淫乱でウリしてるんだろ?


3万だぞ?


今夜抱かせろや」


私はスルーして教室に入る。


派手男は去って行った。


…失礼だが派手男と名付けさせてもらった。


教室に入るとみんながこっちを見る。


視線が痛い。


ヒソヒソ話が始まる。


「あの悪女、昨日も体売ったんだって!」


「うわぁ、流星様可哀想。てか妹の彼氏誘惑して奪ってんじゃねーよ」


自分の席に向かう。


座ると周りからゴミがとんでくる。


下を向いていると、


「あの悪魔なきそー!」


「ざまぁ‼︎もっと苦しめ‼︎」


泣きそうにはなってない。