「たぶん、俺、あのまま教室いたら、生き地獄になってるから……」



若干しゅんとなってる彼がなんだが可愛くて、くすっと笑い出してしまう。



「さくら、チョコは?」


「今ないよぉ〜。教室だもん」


「まぁ、後で貰えばいっか!」


「てことで、告白タイム!はい、さくら。愛の告白を!」


「え?っえ?なんでいきなり?」


「だって、バレンタインじゃん?」


「チョコあげる日でしょ?」


「うわっなんか悲しい……。さくらはチョコだけくれて何も言ってくれないんだぁ……」


「違っ!そういうわけじゃ……」