みんな若い。
私も、基本は黒のあの人も。

私にとっては3冊目のアルバム。
あの人にとっても3冊目なのだろうか?
明日にでも、聞いてみよう。


このアルバムをもらった日。
私は新しい家へと向かった。
今、いるこの部屋はその当時壁紙がもう少しだけ明るくて、それ以外は今と同じ。
決して広くはないけれど、私専用、みたいな気持ちになって1人で浮かれていた。
高校生活はあっという間に過ぎていった。友情、友情、友情。とにかく友情に燃えていた。
とにかく楽しかった。
とにかく今を遊んでいた。


・・・高校での話しすると何だよってくらい笑ってさ。
でも最後には真顔になって、良かったな。なんて言うから今度は私が笑うの。

そう笑えるのも、高校生活楽しめたのも、中学生活の半分くらい楽しめたのも。
全部、基本は黒の人のおかげだったりね。
生きてるのも、ここに住んでんのも。

今更振り返るのも、甘酸っぱいね。

今だからこそ、振り返らなきゃね。


今じゃもう、少し昔のことなんだけどね。