母は精神分裂性の
病気を抱えていた

これがかなり面倒な病気で
一度なってしまうと
人格が変わったり
永遠に笑続けたり
不可解な行動をする

そして本人はそんな行動をしていることを全く覚えていない

最初にそんな姿を見た幼い私は
母の事をうまく受け入れる
ことができずにいた

母と暮し始めたのも
私が物心着いた頃だった

ちょうど小学2〜3年生の頃だった
だろうか

ほとんど初対面の感覚で
この人が私の母
という気持ちだった