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「そろそろお暇しようかしら。舞姫さん、帰りましょう」




「わかりました」




「近藤さん、土方君、今宵はありがとうございました。ではまた」




「残念だがお前に"また"は来ねえ」




出来上がってしまった伊藤には土方の声が聞こえるはずもなかった。





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油小路のそばまで行くと私はそっと姿を消した。



サササササササササササ




「何なの!?貴方達は新撰組ね!!私になんの用なの!?」




伊藤は新撰組に囲まれると刀を抜く事も出来ぬまま息を引き取った。