楠 凜 同級生の女の子

少し長い髪の毛(いわゆる、アレ。セミロング?)を二つ結びでゆるく巻いてるような感じだ

凛は学校にぬいぐるみを持って行くような不思議系でかなりの人見知りである

幼馴染の奴らにはベッタリとくっつくが仲良くない人だと影を薄くしようと努力する

その努力を是非とも違うところで活かして欲しい


身長は150ぐらいでめっちゃ小さい

1部の男子からは人気があるそうですよ

ちなみにこいつが抱き抱えてる熊さんの名前は紋次郎(もんじろう)♂

俺が誕生日プレゼントに買ってやったんだぜ*\(^o^)/*


その時の凛の表情はずっと目を輝かせて普段言わないありがとうを俺に言ってくれた

あれは凛の成長だよ。本当


凛は大体行動がゆっくりのマイペースだから登校が一緒になることはない


......あれ?

今、目の前に凛イル?

今日俺ヤッパオソクネ?


時計確認

三十分経過していてまさかの遅刻フラグ


いいタイミングで信号が青になった途端凛の首根っこつかんで走り出す

本当は盗んだバイクで走り出したい気分だが窃盗になるから不可能である

学校に到着するごろには1時間目が始まるチャイムの音が響いていた

澄まし顔で熊の紋次郎を撫でている凛とは裏腹に俺はもう汗だくの息切れ状態


最近の運動不足を感じることができた

これからは不定期で川沿い走ったりしよう

......多分しないだろうけど


遅刻が決定したのがわかると急ぐ理由はもう無い

のたのたと上履きを履き自分のクラスに行く


ガラガラと扉の開く音が響くとクラスの皆が俺に注目した

「....冬馬。遅い」

第一声を発した人を見るとさっきまで一緒にいたはずの凛が着席し少しドヤ顔をしていた

あいつぅううううううう!!!!!!


行き場のない怒りが俺の中をぐるぐると駆け巡った