キラキラ輝く明日
毎日起床するのもクソだるい毎日だが、そんな朝をも吹っ飛ばしてくれる程の存在が貴方にはいるだろうか?
どうも初めまして初っ端から心の中で痛い事呟きました冬馬(とうま)です
よく恋愛小説などをクラスの奴に読まされますが大抵主人公女ですよね
すんませんね、俺は男ですよ
キュンキュンする様な恋愛小説ありますよね
すんませんね、俺は恋愛体質じゃあないっスわ
などと起き抜けの主人公、冬馬は朝から機嫌が悪いのか独り言が絶えないでいた
フルネームは柳 冬馬。 一応、高校受験を間近にしている
だが、お分かりいただける方にはいただける通り勉強はしない男だ
本人曰く 『え?勉強?だいじょーぶだいじょーぶ俺神から授かりし天才の能力を持つ人間だから。いずれハー◯ード大学行くから』と持ち前のポジティブを腹立つ程に発揮していた
だが、多忙な時期にのん気に布団の中で暖をとっている事を許さない人間もいる
ドタドタドタッッ!!!!
何かこちらに走ってくるかの様な音が聞こえたかと思ったら突然バーンと派手に扉が開いた
扉が開くことで入ってくる冷気に身体を強張らせながらも扉の前に立つ人を見る
そう、毎朝恒例の人間目覚ましだ
「起きろーっ!!!とう....ってアレ?起きてる。....幻覚?」
耳が痛くなる程の大声を上げたかと思いきや今度は失礼発言とはあやつ、やりおる
なんと思っている場合ではない。さっさと布団から出なければまた怒られちゃうワー
毎朝俺を起こしに来てくれる幼馴染みの一葉(かずは)は異性ということもお構いなしに部屋に入ってくる
元々は俺が朝起きてこないのが悪いんだがもう少しプライバシーが欲しいね。
なんてぶつぶつ考え事をしていたら俺の尻に軽く蹴りが入った
「ほらほら、さっさと着替えて!朝ごはん出来てるから支度しなー」
お前は俺の嫁か。
ここだけ切り取ってみたら俺たち夫婦見たいじゃね?
とか思ったが流石に恥ずかしいので言わないでいた
たかが起きるのにこれだけ騒がしいとこれからがどうなるのかもはや予測がつかない
俺の1日はまだ始まったばかりだ