「うん。どうぞ。」


そういって翔平は袋を開けた。



「これって…?」



「このクッキー、覚えてるかな…?


初めて翔平君の野球見に行った時に


差し入れで渡したクッキーと同じだよ。」



「覚えてるに決まってるじゃん。


また食べれるなんて。


ありがとな、瑠璃。」