そこまで説明した私に、優哉は……

「鈴のバカ。」

と口を尖らせ、少しすねたような顔で一言。


「えっ!?いまのどこがバカなの?」
もうっ。バカって言われるの、けっこう傷つくんだよっ!

「どこがって……。寝過ぎるとことか、……他の男に裸見せちゃうとことか……」

寝過ぎたことが不満なのはわかったけど、そのあとの言葉は声が小さくてよく聞き取れなかった。


「まぁ、いいよ、べつに……。で?何がどうなって朝帰りになるわけ?」