ついこの間まで、
あたしの隣にいた貴方は
もういない。
「愛してる」
「すげー好き」
貴方にもらった沢山の
愛の言葉。
いまではもう、
どこにもない。
貴方に別れを告げられた時
すごく辛かった
すごく哀しかった
すごく寂しかった
だけど何も言えなかった。
でも、そんな言葉の裏には
貴方の最大限の優しさが
そこに隠れていた。
『こんな俺の傍にアイツを
置いておくわけにはいかない』
決してあたしに言わなかった
真実があった。
『アイツに幸せになって
ほしいからこうするんだ』
決してあたしに見せなかった
優しさがあった。
ありがとう と ごめんね
たくさんたくさんたくさん
貴方に伝えたい。
でも今のあたしには
そんな勇気がなくて…
だからいつかこの勇気が
あたしを動かす日が来たら
どうか聞いて下さい。
貴方がくれた優しさを
今度はあたしが貴方に
返すから……。