お互いの視線が絡み合った瞬間、二人同時に俺たちは身体を引き寄せ合っていた。
エリカの緩く巻かれた髪をかき乱しながら、深い口づけを施していく。
「……んっ……翔太……」
合間に名前を呼ばれると、えも言えぬ快感が腰の辺りを突き抜けていくのを感じた。
激しいキスの応酬でもつれ合いながらベッドに身を投げ出すと、エリカは恥ずかしそうに両膝を摺り合わせていた。
「……するの?」
「しないで済むと思ってんのか」
ここまで来てとんでもない小悪魔ぶりを発揮するエリカに、俺は黒い笑顔を浮かべたままのしかかる。
赤らめた頬を優しく指で撫でれば、エリカは覚悟を決めたように目をキツく閉じていた。
「……ちゃんと、俺の方見てろよ」
「む……む、り……」
「ダメだ」
白い首筋に唇を寄せれば、エリカの腰がビクッと反応して浮き上がる。
ショーツとスカートを同時に脱がせると、エリカは困ったような顔で俺に助けを求めてきた。
「お、おねが……だから……電気消して」
「消したら見えなくなるだろ」
「見せたくないの!察して!」
必死でシーツを手繰り寄せながら、エリカは自分の身体を隠そうとしている。
でもあっけなくそれを阻んだ俺の手によって、エリカの来ている服は鎖骨の辺りまで押し上げられていた。
「……察するのは、お前の方」
今日は文字通り、隅々まで愛してやるから。