うわ言のように何度も呟いて、エリカを強く抱きしめる。

「あ、…だめだっ、て…っ」

俺はエリカの着ている薄いルームウエアの裾を持ち上げて、白い肌をどんどん露出させていく。

下着をつけていないことは、触った瞬間からわかっていた。

恥ずかしそうに身をよじったエリカの素肌を見て、俺ははっとした。

透き通るような肌に、目が奪われる。

ますます女としての魅力に磨きがかかったエリカの身体に、俺は吸い寄せられるように近づいていた。

「ひ…あっ」

こんなにも勝手なことをしているのに、エリカは突き放そうとしない。

それどころか、時折上がる甘い声に気分は高揚し、行為が進んでいく。

どこからどこまでが夢の境目かも分からずに、俺はエリカを求め続けていた。

胸元に顔を埋めたまま、強引な愛撫を繰り返す。

「しょ、…た」

その狭間に聞こえてきた、縋るようなエリカの声。

ああ、やっぱり夢なのか。

「…翔太…」

確かに俺の名前を名前を呼んだエリカは、まるで離れたくないと訴えるように、俺のワイシャツにしがみついてくる。

幸せすぎる、ひと時の夢。

これが夢なら、もうずっと。…永遠に覚めないでほしい。