2009年 ―夏―



「龍ちゃん!あ―そ―ぼ!」






とある暑い夏の日の出来事。




私は今日も幼なじみの龍ちゃんの家に来ていた。



龍ちゃんとは私と同い年の男の子である。




龍ちゃんはイケメンで妹と弟とお兄ちゃんがいて兄弟思いのとっても良い人。





「いいよ!遊ぼ―ぜ!」





いつも私の相手をしてくれた。





一緒に花火したり龍ちゃんのお家で怖い本を読んだり…




私、三日月未来‐ミカヅキ ミライ‐に欠かせない存在になっていた。





だけどそんな楽しかった毎日も龍ちゃんの一言で終わってしまうんだ…