「あれぇ~?王子、寝癖付いてるよぉ~!

あたしが直してあげるっ♪」



「あぁ~!本当だ!でも、海ちゃんに頼むから大丈夫だよ!」



・・・・ウザイ。なんで私が女子に睨まれなきゃいけないのだね?


.....寝癖くらい自分で直せるでしょ?


バカみたい。王子、王子って....


もういっそのこと玉子にしてくれ!!


ゆで卵だ!ゆで卵!!



そして王子こと、わんことパタリと目が合った。


数秒経ったあと向こうから逸らした。


・・・何故だろう?



まぁ、どーでもいいか。


どうせ、寝癖直してくれる?みたいな事だろう。