あれから更に五ヶ月後、戦場で日本軍は死者の数が増え続け、戦うには厳しい状況になってきた。




「八重、後で俺の部屋に来い。」




「?わかりました。」





私は怪我人の治療を終えると土方の部屋に向かった。





「土方、入るよ?」





「あぁ。」





中に入るとそこには陸軍幹部や木戸、高杉、吉田、西郷、坂本までいた。





八重「私....何かやらかしました?」





坂本「........土方ぁ、儂は不安になってきたぜよ〜!」





吉田「桜なら大丈夫だろ。」





高杉「いや、この場の空気を読み取れないところを見て何故大丈夫だと言える!?」






土方「はぁ....八重、空軍を出動させる。」







土方に言われると普段のおちゃらけた顔とは一変し、軍人の顔つきになった八重。




八重「分かりました。いつ頃出動しますか?」
    



土方「二日後の夜中だ。」




八重「承知」