学校帰り。
今は三者面談の時期で、いつもより少し帰宅が早い。
「……そうだ」
ふと気まぐれに、帰り道の公園を覗いてみた。
暖かい日。いい天気。
ちょっとぼーっとして行こうかな。
今日は気分がいい。
ベンチに座ってミルクティのペットボトルを片手に携帯小説。
うん、悪くない。
そう思って、開いていた木造りのベンチに腰掛ける。
黄土色のそれは、少し木の香りがした。
隣のベンチにはお爺さんが先客。
この暖かい日を満喫しているかの如く、うつらうつらとしていた。
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