門の前に立っている先生にクラス表を貰って、目を通した。
すると、宏菜の名前があった。
「あった。」
「えっ!?宏菜何組!?」
と、里子が聞いた。
「んー。4組ー」
と、宏菜が言った。
「4組!?一緒ー!!」
と、莉央が言った。
「あっ。華奈は5組だよー」
「そうなの?ねぇ、里子は?」
と、宏菜が聞いた。
「…私、6組ー…」
と、里子が呟いた。
「うぅー。宏菜と一緒が良かったぁー」
と、里子が泣き真似をして宏菜に抱きついた。
「よしよし。会いにいくから…ね?」
と、宏菜が里子の頭を撫でながら言った。
「うん!私も会いに行くね!」
と言って、里子は6組の列へと並びに行った。
「あははっ里子立ち直り早いなぁー」
と、華奈が言った。
「まぁ、そこが里子のいいとこなんだけどね」
と言って、華奈は5組の列に並びに行った。
「宏菜?莉央らもいこ?」
「うん!莉央行こっ」
と、2人で仲良く並びながら4組の列へと向かった。
この時から、波乱万丈な物語が始まった…