宏菜達がこれから通うのは、市立門倉第三中学校である。

門倉3中は、クラブ活動が盛んで、いろいろな大会で賞をとったり、優勝したりしている。

「みんなで同じクラスになれるかなぁ?」

と、不安そうに里子が言った

「まぁ、別々になっても会いに行くよ。だから大丈夫。」

と宏菜が言った。

ホッと里子が安堵の息を吐いた瞬間だった。