俺の彼女 “佐藤心優” は、学園1のモテ子。
茶髪のゆるいパーマをかけてて、目はくりっとして大きくて、とにかく可愛い!
頭も良いし、運動神経も良い。
なのに、天然で学園1のモテ子という自覚無し。

俺の彼女がそんな可愛いって信じらんねぇけど、心優が告ってくれて本気で嬉しかった。
だけど俺、赤面症なんだよ。手繋ぐ事も、喋る事も出来ねぇし。

『あぁー‼︎‼︎どうすりゃーいいんだよ!』「どうした?そんな大声で叫んで。」
こいつは、“南拓疾” (ミナミタクト)
『もう、やだ。』
他の女は大丈夫なんだけどな。
「なにがだよ。笑」
パコッ!

痛っ!
「とりあえず、心優ちゃん2組の北村に連れてかれたぞ。」
『は?』
ふざけんな!

キーンコーンカーンコーン♪
チャイム鳴ったし、心優戻って来ねぇし。